東京異界のバリスタ
【ネタバレ注意】
あらすじ
異界と化し隔離された東京で珈琲係として働く燈志郎の元を、フリッカと名乗る記憶喪失の少女が訪れた。「兄を捜して。何でも解決してくれるんでしょ?」燈志郎はもう一つの顔、何でも屋として少女の依頼を受ける。捜し続ける初恋の人フリウと同じ顔のフリッカが何者か突き止めるために―燈志郎は、手掛かりのクリスへと迫るが、その過程で異界誕生の真相とフリッカに課された宿命を知る。「異界と一緒にフリッカも消える?―もう何も失いたくないんだ!!」少年は失ったモノと少女の記憶を取り戻すため、全ての元凶という魔法使いが待つ異界中心へと向う…。異界・喫茶ファンタジーの開幕!!
【ネタバレ注意】でお願いします。
「ここから先は、依頼なんて関係ない。君を取り戻したい、俺の戦いだ」
フリッカがかわいい。
笑顔がかわいい。仕草がかわいい。口調がかわいい。制服姿がかわいい。ワンピース姿がかわいい。
作り笑いがかわいい。歩く火薬庫がかわいい。銃に詳しいのがかわいい。
もうフリッカとデートしてるだけの甘っ甘な展開でいいんじゃないかな。
魔法も出てくる異界化した東京で、珈琲専門店「ストラーダ」で珈琲係をしている主人公・矢淵燈士郎が記憶喪失の少女・フリッカと出会う。フリッカは燈士郎の初恋の人と同じ顔、だけど記憶がない。そのあたりの燈士郎の微妙な心情を描いて……はいるけど、それ以上にフリッカが突飛で。テロリストて。その設定で色々吹っ飛んでしまった。王道ながらも、フリッカが一緒で店で働くことになる流れはいいなあ。なにより制服がいい……。すごく、いい……。珈琲専門店→バリスタの設定が手抜かりなく発揮されてる。出会いもそうだけど、フリッカの兄を捜すという依頼からの異界の真相と、フリッカの秘密、まだまだ隠された部分はあるけれど、王道的展開で次以降も楽しみです。次はもっと恋愛成分を多めにお願いしたいです。ちょっとずつ感情をとりもどしていって、恥じらいが欲しい……。恥じらい。