Fate/Apocrypha 3 「聖人の凱旋」

【ネタバレ注意】

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あらすじ

 

“赤”のバーサーカーが引き起こした混乱に乗じて、まんまと大聖杯を強奪したシロウ・コトミネ。“黒”のランサーとマスターであるダーニックを返り討ちにしたシロウは、執拗に彼を追跡していたルーラー、ジャンヌ・ダルクと遂に相対する。第三次聖杯戦争において召喚されたサーヴァント、ルーラー。それがシロウ神父の正体だった。大聖杯による世界の救済を謳うシロウは、聖杯大戦の調和を願うジャンヌ・ダルクと真っ向から対立する。かつて奇跡の象徴として人々から敬愛された少年と少女は、ここに新たな聖杯大戦を勃発させる。一方、戦場となることを免れたトゥリファスにも不穏な空気が漂っていた。“黒”のアサシンが魔術師たちを殺害し、聖杯を獲るべくマスター暗殺に動き出したのだかつて名も無きホムンクルスであった少年、ジーク。“竜殺し”に変身する度に己の生命が削られていくのを知りながら、彼もまたサーヴァントとして聖杯を巡る苛烈な争いに身を投じることを決意する。第三次聖杯戦争より「Fate/stay night」「Fate/Zero」から分かたれた外典の聖杯戦争は、新たな展開を迎える――!

 

 

 

 

「……俺は、貴女の祈りを美しいと思った。貴女の微笑みを美しいと思った。魅力、という言葉が心を奪われる様を意味するならば、間違いなくジャンヌは魅力的だと思う」

 

 

赤のライダー、性別不詳なんか!? まあでも、こんなにかわいいのだから男の娘だな、うん。

 

当初は正義の側かと思っていた赤の陣営がシロウ・コトミネの行動により、明確にルーラーの倒すべき敵として描かれることになり、第二ラウンド開始といった様相に。

潜伏していた黒のアサシンも場をかき乱して行き、混迷を極めているなか。ジーク君はいったい何をしているのかなあ? このナチュラルに口説いてるあたり、間違いなく主人公はこの鈍感野郎だ! 時限爆弾持ちでありながら、マスターでありサーヴァントでもあるという特異性。どうあってもまともな聖杯戦争にはならんのだなあ。

 

一番かわいいジャックちゃんが生き残ることを期待しつつ、次を読んできます。