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じっと見つめる君は堕天使

【ネタバレ注意】

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あらすじ
 
第20回スニーカー大賞“特別賞”受賞作!高校生・荒波浩之の部屋に、天井をぶち抜いて現れた美少女サラサ。やる気のないジト目な彼女は、天使学院卒業試験の追事で人間界に送られた天人界の住人だった!人間界で契約者を幸せに導けなければ、劣等生サラサは天使になれず、天人界にも戻れないのだが。サラサにはまったくその気がなく、ジャージ姿で煎餅をバリボリ…。ぐうたら天使候補生を愛でる?日常観察系ラブコメ!
 

 

【ネタバレ注意】でお願いします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「私、ニート志望だって最初に言ったじゃん……天使候補の務めなんて果たすつもりはない、人間界で面白おかしく自堕落に生きたいって宣言したじゃん……そこを責めるのは契約違反だよね」
 
 
コレは良かった。ジト目最高。
ニート志望の天使見習いが降ってくるという、この手のタイプは大抵、終始コメディに徹するか、途中で感動路線を入れてくるかなんだけど、この作品はなかなか良い着地点でした。
サラサのセリフにパロディがふんだんに散りばめられているんだけど、どれくらいあったんだろう。真面目に数えてないからわからない。パロディといっても、妙にその場にあったものが選ばれてるから違和感はありませんでした。サラサの話し方と合わせてだんだんと楽しみになってくる。
話の展開は、昼夜逆転生活をしていたダメニートだったサラサが外出するようになり、学校へ行き友達もでき、最後には信念を持って父親と対峙するという、終わってみれば真っ当な作品に。特に最後の解決の仕方は良かった。あれってサラサが浩之の家に来た時、離れることができないと言った方法と同じなんですよね。カードも持たず相手を脅すことができて一流。それを持ってくることですごく引き締まって見える。というか、個人的に好きなだけです。
 
 
ところで、電子書籍版だと付録として、スニーカー大賞応募時のエピローグが読めるんだけど、これは改稿して正解だと思います。改稿してる方がより続きが読みたくなるようになってるので。