英雄都市のバカども2 ~女神と漢たちの祭り~

【ネタバレ注意】

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あらすじ

 

英雄の末裔が住む街リキュールに住む何でも屋・モルト。彼の仕事は、街の平和と困っている人の笑顔のため、そして何より目の前の家賃のため、街で起こる厄介事を解決することだ。ある日は、令嬢のペットを捜しに好敵手のサシャと地下水道へ飛び込み、またある日は遺跡から発掘された謎の「兵器」に追い回され…。それでもなお、酒が原因で家賃に窮するモルトに、家主の娘リッツは、とある祭りへの出場を言い渡す。それは―街一番の“漢”を決めるため、裸一貫で危険な地下神殿に飛び込む「漢祭り」(ポロリもあるよ)。浴衣姿の女性陣が見守る中、モルトが出会ったのは…本物の女神さま!?

 

 

【ネタバレ注意】お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが漢祭りの由来だ。武器はおろか服すら持たず、四人ないし三人の男達が魔獣の跋扈する地下神殿へと突き進んでいく。持ち込めるのは神聖な褌と……己に最も相応しく、最も己を示す、武具以外のアイテムを一人一つだけ」

 

 

おっぱい揉みたい! お腹がすいた!

ああ、なんて人間の欲望を刺激してくれるんだろうか。

web掲載などをまとめた短編集。でも、しっかりと続き物になっています。

 

今回の目玉は何と言ってもやはり「漢祭り」。それまでの話が霞むぐらいのインパクト。おっぱいとか、女体さすりとか、変態とか。……うん、それまでの話も十分スゴかった。ネタのチョイスがえーと、アタマオカシイですね。こういうのを許容できる世界観というか街っていいよねえ。短編ということで、一つ一つの話はそこまで長くはないんですが、そのどれもが面白いです。何でも屋であるモルトが色んなことに巻き込まれて(?)いくけど、依頼の内容や登場するキャラが全く普通ではなくて、でもそれが「リキュール」の街ならアリな訳で。世界観構築が上手い。そしてそして、今回のオチ担当のリッツ。彼女に幸あれ。お約束ではあるけど、最後にモルトに制裁を加えるなどして、話を締めてくれるので、出番が多くてメインヒロインかと想いました。いや、もうメインヒロインで良いな1◯歳だけど。ああ、でもサシャもいたな。今の感じだと進展しそうにないけど。色々と女性を虜にしているようでいて、全く誰かとくっつく未来が見えませんねこの主人公・モルトは。

話が脱線した。で、この巻の一番の盛り上がりはやはり「漢祭り」。まさか、モルトがあんなアイテムを持って行くとは。全力でバカでバカで大バカで、スゴく楽しい。あの四人の絵面が酷すぎる。そりゃあ女神が失神するのも分かります。いいぞ、もっとやれ。

今回は全体的に肌色が多かったんですけど、女性もあったはずですが、漢達のアレが強烈でした。褌……。全裸……。

 

ということで、今回は短編集でしたが、次は本編なのでしょうか。また、脱ぐのかな……。これは期待せざるをえない。