皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ― A Tale of Armour ―

【ネタバレ注意】

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あらすじ
 
フィッシュバーン家には伝説がある。大国レーヴァテインがまだ小さな辺境国だった頃、ご先祖様が大陸中の霊獣を訪ね歩いて防具を授かり、集まったそれらは一着の聖なる甲冑と成った。――それが全ての始まりだった。
 

 

【ネタバレ注意】でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『何度見ても美しい。永久に眺めていられる』

 

 

待ってました!

あの「上等。シリーズ」、「聖剣の刀鍛冶」のコンビ再び!

レーベルが変わったけど、やっぱおもしれーわ。「聖剣の刀鍛冶」で培ったファンタジー世界への描写はバッチリ。前作では女性主人公だったという事もあり、そのあたりの感情の機微だってしっかりと描いてくれるはず(今回はそんなになかったけど)。

 

ファンタジーはファンタジーでも、今回の作品ではガラリと変わってチョット硬派な印象を受けました。主人公はフィッシュバーン家の長男・アイザック。そして、その姉が表紙にもなっております、アシュリーです。なんやかんやあって二人で度に出るわけですが、ヒロインが爬虫類とか最高かよ!?

この二人が(後で一人増えるけど)各所にいる霊獣のところにあるアシュリーの身体であり、甲冑を集めるたびに出るという、今後の事を思えば身も心もボロボロになることは分かりきっててたいへん熱いです。

1巻で登場したのは『ヒュドラ』、『ドラゴン』、『グリフィン』の全12体中の内3体。どんどん先が気になる展開になっているので、次巻が楽しみです。

 

 

 

ということで、新しく創刊したノベルゼロから読みました。1冊目です。「大人になった、男たちへーー」なんてキャッチコピーの通り、大人向けな内容? 挿絵がなかったのでそう思ったのかもしれません。口絵はありました。まだ1冊読んだだけですので、このレーベルの方向性がよく分かってませんが、公式サイトに載っている情報を見ると、好きな作家さんが多数執筆予定にあったので、応援の意味も込めてしばらく全作購入していきたいなーと思ってます。装丁もなかなか凝ってて紙で買うのもいいなーと。何よりあの帯が良いですね。僕の生活環境からして、紙で買うのは厳しいのですが、それでも保存用に買ってしまいたくなるような素敵仕様。で、BOOK☆WALKERから電子書籍で購入してるんですが、今までの電子書籍ラノベになかったとっても良いことが! 上にも載っけてますが、帯付きです!! ずっと帯が欲しいなーと思ってました。他のレーベルでもそうなんですけど、昨今のラノベでは帯も含めて一つの作品となってますので。キャッチコピーや決め台詞、デザインなど。購買意欲が非常に……その……そそられます。

 

あと、あらすじがとってもシンプルで良いと思います。