猫の地球儀

最近プライベートが忙しい、というか仕事が忙しくてなかなかラノベの新刊が読めておりません。

 

アクセス解析を見てみると、どうやら新刊の方がよく見られているようで。

なので、昔の作品を紹介することにしました(天の邪鬼)

 

2000年に発売された作品ですが今読んでもきっと面白いですよ?

 

ただ、紙で手に入れるのがたいへんなのでは・・・・・・?

 

【微ネタバレ注意】でお願いします。

微ネタバレといってもあらすじと同程度の情報ですが。

 

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あらすじ

 

スカイウォーカーであるというだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生が詰まった瓶を拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな猫だった。史上最強の多爾袞・班は過去の四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、班に挑戦することはすなわち、死であるといわれたその班に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹のやせた白猫だった。そんな幽と焔が出会ったとき物語は始まる。

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あらすじ

 

大集会の手によって抹殺され続けてきた異端者-スカイウォーカー。その三十七番目の黒猫、幽も大気圏突入可能なポッドを自ら設計し地球儀を目指している。いよいよ、長年の夢を実現するとき。しかしその前に済まさなければならないことがあった。生き残るために利用した友人-焔との決着をつける必要があったのである。スカイウォーカー幽と最強のスパイラルダイバー焔。ふたりが激突したとき-。そして果たして幽は地球儀にたどり着けることが出来るのか?

 

 

猫の地球儀 焰の章』

猫の地球儀その2 幽の章』

全2巻です。

 

あらすじだけでドキドキワクワクするでしょうそうでしょう。

この物語には人間は出てきません。出てくるのは《猫》と《ロボット》だけです。全体的にSF風味。そもそもSFとは・・・・・・なんて議論はおいておきましょう。

 

舞台は《トルク》。宇宙に浮かぶ島である。《トルク》にいる誰もが、死者の魂が行き着く彼岸であると信じている《地球儀》へと生きたまま到達することを目指す《スカイウォーカー》、その三十七番が主人公の《幽》である。

この《地球儀》行きというのが《トルク》では禁忌とされていて、バレた時点で抹殺。そしてその技術的困難さたるや! 先代が遺した《ロボット》の《クリスマス》とともに異端とされる研究・開発を行っていく。

一方、《トルク》では、《スパイラルダイブ》と呼ばれる《ロボット》を従えての決闘も行われており、その決闘者《スパイラルダイバー》のなかでももっとも人気のなかった《焰》が最強の《スパイラルダイバー》=《多爾衮(ドルゴン)》となったあと、《トルク》をさまよい、そして、《幽》と《焰》が邂逅し・・・・・・。

 

 

全編にわたり、熱い熱い熱すぎる展開。

それは自分の夢に向かい真っ直ぐに生きた漢の、いや牡の物語だから。

 

昔の作品だろうと、色あせない面白さがそこにあります。感情をムチャクチャに揺さぶられるといいです。もういっそ、泣け。