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戦うパン屋と機械じかけの看板娘

【ネタバレ注意】

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あらすじ
 
人型強襲兵器を駆り「白銀の狼」と呼ばれた英雄ルート・ランガートの夢はパン屋を開くこと。戦争が終わり、無事パン屋を営むルートだったが、その怖い顔のせいか、さっぱり売れない。そこで窮余の策で募集したウェイトレスとしてやってきたのは、ルートの軍人時代の愛機「アーヴェイ」のAIから生まれたという白銀の髪と赤い瞳を持つ美少女だった。

 

 

このラノ2016で作品部門の20位にランクインしていたので読んでみました。

HJ文庫から現在、3巻まで発売されております。その1巻です。

 

それでは【ネタバレ注意】でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルだけで人口知能スキーの血が騒ぎます。ずっと気になっていたんですが、なかなか読むタイミングが取れず。今回のはちょうどいい後押しでした。

 

あらすじからは、心温まる作品のように感じましたが、実際に読んでみて日常パート半分、戦闘パート半分といった割合でした。個人的には日常パートの方が好きだったのでそちらの割合を増やして欲しいんですが、元軍の英雄という設定を前面に出してきたのと、最後の方で神話だのとキナ臭いことになってきたので戦闘の割合が増えていくのかもしれません。ま、そっちも好きなので良いんですが。

 

せっかく良い設定なのだから、それを活かした展開を見てみたいのです。この作品の一番のお気に入りのシーンは、スヴェンの営業シーン。鉱夫たちを打ち負かすところなんてのはスヴェンがAIから生まれたが故の行動であり、そこからのけんかからの仲直りなんかがこの作品の醍醐味だと思うのです。個人的に。

 

それから、衝撃のラスト。
まさか1巻からキスまでいくとは思いませんでした。
ただ、あそこはちょーっとだけ不満がありまして。すごくいい感じで終わってたんですが、スヴェンがルートのことを大好きだと自覚してからあのラストに持っていくのなら、スヴェンが「キス」という行為について、どう思っているかの描写が伏線としてそれ以前に描かれていると良かったです。AIが人間の行為の意味を「理解」する、というのが個人的に好みの展開なので。
 
続きも購入してますので、早々に読みたいと思います。ええ、なるべく早めに。